レンタルサーバーで動作させる

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設置サーバーの情報について

サーバーによってはPHPが利用できなかったり、データベースが利用できなかったりします。利用できる場合、利用するための必要な各情報が記されているはずです。例えば以下のような情報です。

お客様URL                  http://www.example.com/
FTPホスト                  ftp.example.com
FTPユーザー                example
FTPパスワード              uGxeZphk
データベースサーバー       mysql.example.com
データベース名             sample
データベースユーザー名     example
データベースパスワード     Fyx7pwzb

PHPやデータベースを利用できる場合、利用できるバージョンがどこかに記載されているはずです。PHPはバージョン4と5を切り替えて利用できるサーバーもありますが、「PHP4でしか動作しないプログラムを使いたい」など、特別な理由がなければバージョン5を利用しましょう。

データベース名・データベースユーザー名・データベースパスワードはあらかじめ決められている場合もありますが、専用の管理画面などから自分で決めるようになっているサーバーもあります。

もし利用が許可されていれば、何か独自の制限事項がないか調べてください。代表的な事項には以下のようなものがあります。

PHPが利用できる有料のサーバーなら、恐らく問題なく設置できます。ですが無料サーバーの場合、利用するのは厳しいかもしれません。

Windows環境との違い

はじめにWindowsでPHPの開発環境を用意する方法を紹介しましたが、大抵のレンタルサーバーはWindowsではなくLinuxと呼ばれる種類のOSを採用しています。

普通のHTMLファイルや画像ファイルをサーバーにアップロードする場合は難しいことを考える必要はありませんが、PHPプログラムの場合はパーミッション(ファイルの権限)を設定する必要があります。パーミッションの概要は以下のページを参照してください。

基本的には、PHPを扱う場合はパーミッションを以下のように設定します。

レンタルサーバーによってはPHPファイルにパーミッションの設定が必要だったり、ファイルやディレクトリに上とは違う値のパーミッションを設定するように指定されていることがあります。その場合は指示通りに設定します。

気をつけるべき点

WindowsにPHPの開発環境を用意している場合、そのWindowsが個人で使っているものであれば、問題のあるプログラムを実行しても他の人に迷惑はかかりません。ですがレンタルサーバーで問題のあるプログラムを実行すると、そのサーバーを利用している他のユーザーに迷惑がかかります。

例えばいつまで経っても処理が終わらないプログラムをうっかり実行してしまった場合、サーバーに負荷がかかって他のユーザーのページもなかなか表示されなくなる可能性があります。そんなプログラムを何度も実行していると、サーバーを管理している会社から注意を受けるかもしれません。

そうならないように、手元の開発環境で十分にチェックしてからレンタルサーバーにアップロードするようにしましょう。

また、個人で使うWindowsならPHPプログラムにアクセスするのは自分だけです。ですがレンタルサーバーに設置すれば誰がアクセスしてくるか分かりません。プログラムのセキュリティにも注意を払いましょう。